
早いものでもうすぐ4月。新社会人となる人や、部署異動をする人も多いと思います。
でも、環境が変わって転職を考える人もきっといますよね。
実は私も今まで二回転職した事があります。
昔は転職雑誌を見て自分で応募していたものですが、今は転職サービスが充実していて、転職のプロ(エージェント)に相談しながら転職先を探す事ができるんです。
いい時代ですね。
私が利用した事のある転職エージェントについて、そのサービス内容やメリットをご紹介します。
全く費用もかからない上に様々な転職先を探してくれて、さらに職務経歴書の書き方や面接時のアドバイスなんかもしてくれるんですよ。
目次
転職エージェントとは?
転職エージェントとというのは、リクルートエージェントやビズリーチなどの転職支援サービスのことです。ググるとたくさん出てきますよね。
「エージェント」というのは、転職希望者と企業とをつなぐ橋渡し役のこと。
例えばあなたが転職エージェントに登録したとします。
すると、転職エージェントの担当者=エージェントがあなたの実績を評価して、あなたにオススメの企業を探してく来てれます。
そしてエージェントからは定期的に「こういう会社があるけど受けてみないか?」という連絡が来るようになります。
自分で求人情報を探して応募することもできますが、エージェントがおススメしてくれる企業の方が内定率は上がると言われています。
最近の転職活動は、そういった転職サービスに登録してエージェントに支援してもらう方法が一般的です。
この仕組みがある方が、人材を探している企業側にとっても効率的な採用活動ができるというわけですね。
なお、エージェントは別名「コンサルタント」「ヘッドハンター」などと呼ばれることもありますが、基本は同じです。
リクルートエージェントとリクナビネクスト、ビズリーチの違い
この3つはメジャーなので、仕組みや特徴をご紹介します。
リクルートエージェント
- 登録すると、リクルートエージェントの人が自分専属のエージェントとして付き、マンツーマンで転職活動を支援してくれる。
- すべて無料。
リクナビネクスト
- リクナビネクストの人はエージェントとしては付かない。
- 企業の採用担当者、もしくはリクナビネクストと提携している転職エージェントからスカウトが来る。
- スカウトしてくれたエージェントは、その企業を受ける時だけは専属のエージェントとなるため、様々な応募のアドバイスをしてもらえる。
- すべて無料。
リクルート以外の転職エージェントからもスカウトが来ます。チャンスが広がりますね。
ビズリーチ
- ビズリーチの人はエージェントとしては付かない。
- 企業の採用担当者、もしくはビズリーチに登録されているヘッドハンターからスカウトが来る。
- 呼び方はヘッドハンターだが、要はエージェント。
- ビズリーチのヘッドハンターが抱えている案件はハイクラスなものが多いのが特徴。
- 年収750万円以上が「ハイクラス会員」、750万円未満で「タレント会員」に振り分けられる。
なお、年収は自己申告。 - 普通に使うのは完全に無料だが、ヘッドハンターにこちらから相談をするためには有料会員登録が必要。
- タレント会員 30日間 2,980円(税抜)
- ハイクラス会員 30日間 4,980円(税抜)
まぁ、ビズリーチはエグゼクティヴ向けですね。有料会員になると、かなり高品質のサービスが受けられるようですよ。自分がどの程度評価されるものなのか、挑戦してみるのもいいかもしれません。
ちなみに私も、2名のヘッドハンターから声をかけていただきました。希望していた条件と合わなかったので断ってしまいましたが。
これらの転職エージェントに共通していること
リクルートエージェント、リクナビネクスト、パソナキャリア、ビズリーチは、さすがに大手だけあって、それぞれ独自のスマホアプリを用意しています。これで毎日手軽に企業検索や応募ができます。
- スマホアプリには毎日のように求人情報が来る。
- スマホアプリからワンタッチで応募が可能
【メリット1】
こちらの希望や条件に合った求人情報を提供してもらえる
ここでは私が大変お世話になったことのある、リクルートエージェントを例に説明します。
リクルートエージェントに登録をすると、すぐに担当のエージェントからメールか電話で連絡が来ます。
その後にやることは以下の2つ
- Personal DesktopというWebサイトで、キャリアシート(履歴書)と職務経歴書を登録する。
- エージェントと面談し、希望の条件や職歴の詳細を伝える。
面談は直接会う方法もあるが、予定が合わなければ電話でも可。
ちなみにPersonal Desktopでは、サイト上に必要事項を入力するだけでキャリアシートを作成できるようになっています。
職務経歴書はフォーマットが自由なので、Wordなどで作成してアップロードします。
するとその日からすぐ、給料や勤務地などの、自分が求める条件に合った求人情報を、スマホアプリを使って提供してもらえるようになります。
その中で気になるものがあればすぐに応募することもできるし、エージェントに問い合わせて詳細を確認することもできます。
【メリット2】
企業の採用担当者と直接話をしてもらえる
転職活動では、応募をすると最初に書類選考があり、書類選考を通過すると面接へ進むことができます。
この書類選考の際、具体的にどのような人材が応募しているのか、エージェントが企業の採用担当者へ説明してくれます(全てではないと思いますが)。
エージェントを使わずに応募する場合は職務経歴書の内容だけで判断されますので、エージェントからの紹介の方がずっと有利になります。
【メリット3】
自分で見つけた企業も相談できる
リクルートエージェントの場合は自分専属のエージェントなので、自分で検索して見つけた企業や、たまたま見たWebサイトで気になる会社があった場合でも、相談に乗ってくれます。
エージェントは様々な企業についての情報を持っていますし、企業の採用担当者とのパイプがありますので、例えその企業が求人を出していなくても、非公開のものがないかを調べてくれたりもします。
また、そこがどういう会社か?今まで紹介した中で、採用された人はどんな人か?自分のレベルでもやっていけるか?といった、気になることを確認することもできます。
【メリット4】
履歴書や職務経歴書の書き方をアドバイスしてもらえる
リクルートエージェントでは、登録するとすぐにキャリアシート(履歴書)や職務経歴書を提出します。
でもその後でも、キャリアシートや職務経歴書の書き方について、いつでもアドバイスをしてもらえます。
私は本命の企業へ応募する前に、職務経歴書のチェックをしてもらいました。ここはもっと詳しく、とか、この一文はこう書きましょう、とか。プロの目で親身になってアドバイスしてもらえましたよ。落ちましたけどw
ま、落ちたのは私の問題ですけどね。
【メリット5】
面接時にはアドバイスや応援をしてもらえる
書類選考を通過していよいよ面接!
となった時、こちらから希望の日にちや時間を提出すると、エージェントが相手企業と面接の日程を調整してくれます。
面接の前には「面接中に職務経歴書を手で持ってていのか?」とか「どういうことを聞かれることが多いのか?」など、気になることを質問してアドバイスをもらうことができます。
また当日の朝も「落ち着いて話せば大丈夫!頑張ってください!」といった応援メールもくれたりします。こういうのは本当に励みになりますよ。
ところで何で無料なの?
転職エージェントは、面倒を見た人の就職が決まると、その企業から報酬を得ることができます。
優秀な人材を紹介した手数料みたいなものですね。
報酬についての詳細は分かりませんが、一般的には面倒を見た人の年収の3割程度だと言われています。
また逆に、面倒を見た人が就職後にすぐに辞めてしまうと、転職エージェントはペナルティを受けてしまうそうです。
こういうビジネスモデルなので、そりゃあ親身になってアドバイスもしてくれる訳ですね。
また、こちらがいくら希望する企業でも、相応しくないとエージェントが判断した場合には紹介してもらえない、と言うこともあります。
だからエージェントに紹介してもらった企業には、自信を持って挑んでいいんです。
転職先が決まったら
晴れて転職が決まれば、今在籍している会社を退職することになります。
エージェントは円満な退職の方法までアドバイスしてくれるそうです。
残念ながら私は、半年ほどの転職活動で思うような結果が出せなかったので、退職までは行きませんでしたけど。
最後に
いかがでしたか?
この記事は私の経験を基にして書いているので、すべての転職エージェントにあてはまることではないかもしれません。しかし、基本的には大体どこも同じようなものだと思います。あとはエージェントの人柄次第ですね。
リクルートエージェントは転職活動の目安を3~6カ月としており、支援してくれる期間は基本的には3カ月なのだそうです。
転職するなら、この数カ月間は気合いを入れて、プロのサポートを受けて活動してみてください。
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