怒っている人を否定してはいけないという話

エッセイ

怒っている人を否定してしまう人。男性に多いと思います。

余計怒らせてどうすんだ、って思うんですが、ついついやってしまいがち。




感情的な言葉を理屈で討ち返してしまう

例えば夕食時、恋人や奥さんが、その日に起こった「頭に来た出来事」をあなたに話したとします。そんな時

「それは君にも落ち度があったんじゃないか?」的な返答、することありませんか?

それって、感情的に話してる相手を、「理屈」や「モラル」といった正論でもって返り討ちにしちゃってますよ!

相手は話を聞いてもらいたいだけ

怒ってる人が、その怒りの原因である「頭に来た出来事」をあなたに話すとき、それはあなたに話を聞いてもらいたいだけの場合がほとんどです。

相手は単に、同情してもらいたいだけなので、「そうなんだ、大変だったね」と言っておけば済む話。

下のグラフをご覧ください。怒りの感情が、あなたに話を聞いてもらうだけで治まっていることがわかります。
(私が描いたグラフですけど)

しかし!それを理屈やモラルに照らし合わせて

「それはそもそも君がそんな所に立っていた事にも原因があるんじゃないのか?」

みたいな正論を言うとどうなるか?

ご覧の通り、怒りの感情は治まるどころか余計に高まってしまっています。

こういうことすると、マジで嫌われます。

使い分けは難しいけど、気を付けよう

日常生活を送る上では、理屈やモラルに照らし合わせて物事を判断することが多いですよね。

特に仕事をする上では、商売の相手を説得するためにロジックを組み立て、論理的な説明を行なったりしています。

でも、その思考回路を維持したままで「怒っている人」の話を聞いてしまうと、感情的な問いかけに対して、ついつい理屈やモラルで返り討ちにしてしまいがちです。

「無理が通れば道理が引っ込む」じゃないですが、怒っている人というのは「この人なら自分の話を聞いてくれる」と思ってくれているからこそ、あなたにグチをこぼしているんです。

100%味方になって、全面的に肯定してあげましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました