【長続きのコツ】結婚して10年経って思う、「結婚する」ということ。

エッセイ

あなたは結婚していますか? 結婚生活、うまく続いていますか?

もしくは、これから結婚しようとしてるとか?

私は結婚してから10年が経ちます。今は11年目。

奥さんとの大ゲンカは何度もありますが、離婚の危機は一度もありません。まだそこそこ良好な夫婦関係を保っています。

夫婦って、ケンカもしなくなった時に離婚するのかも。

結婚して10年経って思う、「結婚の現実」を書きます。

結婚生活の過ごし方は人それぞれです。でも、これから結婚する人や、結婚生活で悩んでいる人に、少しでも参考になればいいなと思います。



恋愛感情は必ず冷める

いきなりですけど。

燃え上がった恋は、いつかは必ず冷めます。冷めないのは結ばれなかった恋と片思いの恋。

晴れて実った幸せな恋は必ず冷めるんです。

人が人を「好き」だと思う感情を科学的に見ると、「好き」という感情を抱いている時、その人の脳からは「フェニルエチルアミン(PEA)」という脳内物質が出ているそうです。

いわゆる恋愛ホルモンってやつ。分泌されるとキモチイイやつ。。

 

だから、好きな人のことをもっと見ていたい、考えていたいというは、そのまま「もっとPEAを分泌したい」と思っているということ。

つまり恋愛感情が燃え上がっている状態というのは、PEAの中毒状態。

逆に失恋がツライのは、枯渇してしまったPEAの禁断症状と言えます。

しかしこのPEA、同じ対象に対しては早くて3ヶ月、長くても4年で出なくなるそうです。

PEAが出なくなった状態というのは、つまりは恋愛感情が冷めた状態。

このように、ウキウキとした恋愛感情のトキメキというのは、時間とともに必ず薄れていきます。

それが人間。だって人間だもの。

 

結婚生活の本当のスタート

好きで好きでたまらないという恋心は、あくまでも男女の出会いのきっかけ。

いつまでもデレデレラブラブしていられるものじゃありません。人間そんなにPEAの分泌は持続しません。

でも恋愛感情が冷めたからといって、結婚相手が自分にとって特別な存在であることには変わりませんよね?結婚相手なんですから。

 

私は結婚生活というのは、恋愛感情の代わりに、相手に「愛情」を持ち続けるものではないかと考えています。

 

「愛情を持つ」とは

「愛情を持つ」というのは、「どうすれば相手が幸せになるのかを考えること」です。

それは「思いやり」と言い換えることもできます。

あなたは自分が何のために結婚をするのか、したのか、考えたことがありますか?

私が今の奥さんと結婚したのは、「1人で生きて行くよりも、この人と生きて行く方が絶対に幸せだ」と思ったからです。

だから、自分と「自分を幸せにしてくれる奥さん」が日々幸せになるために、今でも結婚生活を続けています。

そして、どうすれば奥さんが今以上に幸せになれるのかを、常に考えています。

それが奥さんに対する愛情であり、私はその愛情を待ち続ける努力しています。

そう、「努力」なんです。

 

愛情を持ち続ける努力

「愛情」は恋愛感情のように、人の心に突然湧き出てくるものではありません。長く付き合うことによって、相手に対して抱くようになるものです。

そして恋愛感情との大きな違いは、努力すれば持ち続けることができるところ。

円満な結婚生活を維持するために、夫婦がお互いにしなければならない「努力」には、次の2つがあると私は考えています。

  • 相手に対して愛情を持つようにする努力
  • 相手に愛情を持ってもらえるようにする努力

夫婦がお互いにこの2つの努力をし続けること。

それが、円満な結婚生活を維持する条件なんです。

 

実は結婚式で誓う

「健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」

これはお決まりのフレーズなので、本気で意識する人は少ないと思います。

でも重要なことだからこそ、定型文としてずっと残っているんでしょうね。

真心を尽くし、お互いが相手の幸せのために生きる。

シンプルだけど、それが夫婦がお互いに愛情を持ち続けることであり、結婚生活の本質だと、私は思います。

 

理想の結婚相手とは

結婚相手には、顔、身体、性格、収入、思想、実家の資産等々、色々求めますよね。

でも一つだけ、万人に共通の「理想の結婚相手の条件」があります。

それは「相手の幸せのために生きることができる人」です。

 

円満な結婚生活を過ごすためには、夫婦がお互いに、相手の幸せのために生きることができなければなりません。これは結婚する上での必須条件です。

自分が相手を思い続けているからこそ、相手も自分を思い続けてくれます。

逆に、相手も自分のことを思い続けてくれるからこそ、自分も相手を思い続ける事ができるとも言えます。

だから、相手を思いやることを夫婦のどちらかが止めると、そこから夫婦関係は崩れ始めます。

 

でも、結婚生活にはいろいろなことがあります。

何十年もずっと「相手の幸せのために生きる」ということをするのは、相当な努力が必要です。

だから「理想の結婚相手」の必須条件を正確に言うならば、

「相手の幸せのために生きる努力」を、終生続けることができる人

ということになります。

まさに、

「健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くす」

これをやり続けることが、結婚生活の本質なんです。

ほとんどの人は軽く「誓います!」と言いますが、実はこれ、相当重い誓いだったんです。

 

子供の存在

子供がいる場合といない場合とで、結婚に対する考え方は違ってくると思います。

幸運にも私には子供がいるので、子供がいる場合の考え方を書きます。

「子供が産まれた瞬間、世界の中心が自分ではなくなったことを実感した」

これは私が好きな言葉で、テレビをなんとなく観ている時に、どこかの国のミュージシャンが言っていた言葉です。誰だか忘れてしまいましたけど。

 

まさにこの言葉の通りで、子供が産まれると、世界で一番大事なものが、自分ではなくて自分の子供になります。

従って自分と自分の結婚相手にとって、世界で一番大切なものは、二人で作った子供です。

子供を幸せにするための努力は、そのまま結婚相手を幸せにするための努力となります。

 

子育てにおいて、夫婦のどちらか一方が自分のやり方を押し通そうとすることは、子供の幸せしか考えておらず、結婚相手のことを何も考えていないことになります。

結婚生活を維持するためには、相手を幸せにする努力を続けること。と、書きました。

だから子育てにおいては、子供の幸せだけを考えるのではなく、結婚相手のことも同時に考える必要があります。そうしなければ万事がうまくいくことはありません。

そしてもちろん、夫婦のどちらかが子供を幸せにする努力をしなくなると、そこから夫婦関係が崩れ始めます。

 

勝手な奴は別れる

要するに、勝手な人は結婚に向いてないんだと思います。

  • 結婚相手と自分の子供のことを、幸せにする努力のできない人。
  • いつまで経っても一番大切なのが自分。

そういう人は、「他人を幸せにする能力」が低いのだと思います。

そしてそれは同時に、「他人に幸せにしてもらう能力が低い」ことをも意味します。

もちろん、別の形で他人を幸せにする方法もあるでしょう。例えばビジネスで成功して多額の寄付とするとか。でもここで話しているのは、結婚する場合の話。

 

結婚する上で最も重要なこと

もしあなたがまだ結婚していないのであれば、あなたは自分に「他人を幸せにする能力」「他人に幸せにしてもらう能力」があるかどうかが心配ではないでしょうか。

大丈夫。

結婚してから努力すればいいんです。その努力は誰にだってできます。

だから重要なのは、努力したくなるような相手と結婚すること。

「この人のためならずっと努力できる」

そう思える相手と結婚することが、結婚する上で最も重要なことだと私は思います。

 

最後に

いかがでしたか?

相手を幸せにする方法は人それぞれ。

家族の時間を大切にしたい人もいれば、旦那は家にお金さえ入れてくれればいい、という人もいると思います。

夜の夫婦の営みも、週一でしたい人もいれば年に一度でいい人もいると思います。

大事なのは、どちらか一方が自分の希望ばかりを通そうとせず、夫婦がお互い幸せになる方法を、夫婦で決めること。

そしてそれはつまり、円満な結婚生活を維持する努力を、夫婦がお互いにし続けることでもあります。

「結婚」とは、努力無しには続かないもの。

夫婦二人で幸せな家庭を築くための努力をし続けること。それが「結婚」というものです。

結婚10年で思う「結婚とは」でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


婚活お試し会員制度
一年以内の結婚を目指すなら
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました