F1 2025年シーズン 第15戦オランダGP まとめ

F1の世界

長かったようで短かったサマーブレイク。ドライバーのインスタはすべて彼女、海、犬のどれか、または全部。角田くんだけは彼女も犬もいない。まあ、角田くんが彼女の写真出したら男女問わずジェラですから。出さなくても大丈夫。

マックスの地元、第15戦オランダGPザントフォールト・サーキット。
ここって鈴鹿を設計した人が設計したコースなんですよね。ゲームで走ってるとジェットコースターのようです。

DAZN 
 

キャデラックのドライバー発表

2026年から11番目のチームとして参加が決定しているキャデラック・フェラーリのドライバーが発表されました。予想通りというかなんというか。堅実です。
鈴鹿でまたメキシコ人のチェコ応援団に会えるのが楽しみです。一緒に盛り上がりたいですね!

チェコとボッタスの実績おさらい。2人合わせて106回も表彰台乗ってます。

マシンアップデート

ベルギー、ハンガリーでかなりアップデート入れたので、今回はほとんど無し。サマーブレイクでファクトリーも閉鎖されてたわけだし。

  • レッドブル:フロントウイング
  • キックザウバー:リアコーナー
  • アルピーヌ:リアコーナー
  • マクラーレン:アップデート無し
  • フェラーリ:アップデート無し
  • メルセデス:アップデート無し
  • アストンマーチン:アアップデート無し
  • VCARB:アップデート無し
  • ウィリアムズ:アップデート無し
  • ハース:アップデート無し

FP

休み明けなのかサーキットの特性なのかわかりませんが、コースを飛び出す人が続出しました。

FP1

開始12分でANTがグラベルに突っ込み身動き取れなくなって赤旗中断
この時、角田君もオーバーランしてグラベルに突っ込んでました。

ハミルトン様もスピン

SAIがオーバーラン

RUSがオーバーラン

最後はフェルスタッペン様もオーバーラン。これはスタート練習後の1コーナー。珍しいです。

FP1のベスト3は以下の通り。STRがP3。高速コーナー無いとアストンマーチンが速いです。
その他、VER6位、TSUは16位発進。

FP2

さぁ、目を覚ましてFP2

STRがターン3でクラッシュ。これで赤旗中断
ここはクラッシュ多いですね。リカルドが骨折したのもここでした。STRは大丈夫そう。

ハミルトン様がまたスピン。ミスではなく、限界まで攻めて挙動を確かめてるんでしょうね。

ALBがターン1でグラベルへ突っ込む。これでまた赤旗中断
やはりこれもミスなんかではなく、限界を試してるんだと思います。

PIAがピットを間違えて入り直したところ、後ろから来たRUSとぶつかりそうになる。
これはマクラーレンに対して€5,000の罰金処分となりました。PIAに対しては警告などが無いので、ドライバーに責任は無い、という判断ですね。

角田君はP7でセッションを終了。バランスに苦しんでいるようですが、まずまずです。
結果は以下の通り。ALO先生がP2。アストンマーチンが調子いいだけにSTR坊ちゃんのクラッシュが悔やまれます。
翌日の予選に向け、徹夜でマシンを直すんでしょうね。

FP3

金曜の夜に雨が降ったようですが、セッション開始時間は晴れ、路面は乾いていました。

FP2でクラッシュしたSTRのスタッフは、マシンを修理してFP3に間に合わせました。お疲れ様です!

RUSとALOがお互いBOXしようとしてニアミス。RUSが後ろを見てなかったっぽいですね。メルセデスに対して€75,000の罰金、RUSに対しては警告処分となりました。

FP3の結果は以下の通り。RUSに対してANTがいまいちです。VCARBとアストンマーチンがよさそう。角田君はP12。この後の予選に期待しましょう。

 

予選

雨予報でしたが、昼間はぜんぜん降りません。

Q1

STRがいきなりクラッシュ。FP2で車壊して、徹夜で直してもらったマシンを予選でまた壊すとは、、、まぁこれも今のF1の風物詩みたいなもんですかね。
アストンマーチン調子いいだけにもったいないです。

角田君はP12でQ1通過。前のALOとの差が0.004秒。角田君からP15BORまでの差が0.087秒。
もの凄い僅差です。でも強いドライバーは必ず上位に食い込みます。

POS. DRIVER Q1タイム タイム差
1 PIA 1:09.338
2 NOR 1:09.469 0.131
3 RUS 1:09.676 0.207
4 VER 1:09.696 0.020
5 LAW 1:09.779 0.083
6 ALB 1:09.792 0.013
7 ANT 1:09.845 0.053
8 GAS 1:09.894 0.049
9 HAM 1:09.900 0.006
10 LEC 1:09.906 0.006
11 ALO 1:09.950 0.044
12 TSU 1:09.954 0.004
13 HAD 1:09.966 0.012
14 SAI 1:09.980 0.014
15 BOR 1:10.037 0.057
16 COL 1:10.104 0.067
17 HUL 1:10.195 0.091
18 OCO 1:10.197 0.002
19 BEA 1:10.262 0.065
20 STR

COL、HUL、OCO、BEAが脱落。HAASは2台とも脱落。

Q2

「キツネがいるよ」と言い残してアタックラップに入るLEC。

トラックエボリューションが強いと言われているのに、残り2分を残してアタックに入るTSU。ここまで僅差の戦いなんだから、もうちょっとなんとかならんかったか。
後半続々とタイムを上げられ、TSUはP12でQ2脱落。VERとの差は0.5秒。TSUとBORは同タイムでした。

POS. DRIVER Q2 タイム差
1 NOR 1:08.874
2 PIA 1:08.964 0.09
3 VER 1:09.122 0.158
4 HAM 1:09.261 0.139
5 LEC 1:09.304 0.043
6 RUS 1:09.313 0.009
7 ALO 1:09.366 0.053
8 LAW 1:09.383 0.017
9 HAD 1:09.439 0.056
10 SAI 1:09.472 0.033
11 ANT 1:09.493 0.021
12 TSU 1:09.622 0.129
13 BOR 1:09.622 0.000
14 GAS 1:09.637 0.015
15 ALB 1:09.652 0.015

ANT、TSU、BOR、GAS、ALBが脱落。

Q3

結果、PIAがNORと0.012秒差でポール獲得。NORもPIAも2nd.アタックは失敗してました。

VERは残り5秒とギリギリでアタックに入りSEC2で全体ベストを出しながらのP3。それでもP2NORと0.252差。マクラーレン速すぎ。
そしてなんとHADがP4。もはやRedBullよりVCARBの方が速い。
P4のHAD以下は大きな差はありませんが、限界までマシン性能を引き出した末での差なので、運でも何でもなくこれが実力。そう考えるとHADは素晴らしいです。

POS. DRIVER Q3 タイム差
1 PIA 1:08.662
2 NOR 1:08.674 0.012
3 VER 1:08.925 0.251
4 HAD 1:09.208 0.283
5 RUS 1:09.255 0.047
6 LEC 1:09.340 0.085
7 HAM 1:09.390 0.050
8 LAW 1:09.500 0.110
9 SAI 1:09.505 0.005
10 ALO 1:09.630 0.125

PIAとNORの0.012秒差はこのくらい。ほとんどありません。

F1Visualizedさんによる予選結果の可視化

タイヤ

今回のタイヤはC2、C3、C4。ピレリの推奨はミディアム→ハードの1ストップ、もしくはソフトスタートでの2ストップがメイン。

スタート時のタイヤ

RedBull2台はソフトスタート!スタートで順位を上げる代わりに2ストップですね。
P18のOCO、ピットレーンスタートのBEAのHAAS2台はハード。普通にやってても勝てないからワンチャン荒れた展開を期待です。

  • ソフト:VER、TSU、COL、HUL
  • ハード:OCO、BEAのHAAS2台
  • ミディアム:その他

スタート順位

BEAだけがピットレーンスタート。HADは2nd.Row!
角田君はP12スタート。スタートで一気に上げてほしい。

情報引用元:Formula 1®

 

レース

スタート!

VERがスライドしながらNORを抜いて2位浮上!
P15スタートのALBがP10までジャンプアップ!!

VERの視点

ALBの視点。どんどん抜いていきます。

2周目
P12スタートのTSUはこの時点でP11。
ALBには抜かれたがANTを抜き、ALOがP13まで落ちたため。

4周目
LECに迫られるP4HAD。でもしっかり防ぎP4死守!

9周目
1コーナーでNORがVERをアウトからオーバーテイク!
NORがP2浮上!

10周目
ANTに迫られるTSU。ソフトが厳しくなってきたか

16周目
雨が近づいてきた、が、降りそうで降らない。
お客さんがレインコートを着始めた。でもちょっとしか降らない。

17周目
ANTにずっと迫られるTSU。いつBOXするんだこれ。

19周目
ALOがBOX。ミディアム→ハード
これ以上雨が降らないと決断しアンダーカット狙い。

20周目
TSUがBOX ソフト→ハード
同時にCOL、HULがBOX
結局ALOにアンダーカットされる

22周目
ソフトのVERがペースあがらずVERトレイン。いつBOXするんだろう。

23周目
LECがBOX ミディアム→ハード

ここでHAMがクラッシュ!!!
SC出動!!

アラムコの看板に水滴が載ってたのかも。

ここで上位のPIA、NOR、VER、HAD、RUSはは超ラッキー
すでにタイヤ交換したALO、TSU、HUL、COL、直前にBOXしたLECは大外れ。
TSUはP15に順位を落とす。
なんか、TSUとLECはほんとにいつも持ってないなぁ
結局いつもこの差なんじゃないだろうか。
TSUの後ろにいたはずのANTはP9に浮上。

27周目 レース再開
RUSがHADに迫る!守るHAD!!
LAWとSAIが接触し2台とも下がっていく!
SAIは怒ってるけど、SAIはいつも怒ってる。
SAIはこれで10秒ペナルティ+2ペナルティポイント
厳しい!LAWが外に膨らんできてるように見えるけどね。

無線
無線

冗談でしょ?人生で聞いた話の中で一番馬鹿げてるよ

28周目
TSUがALOを抜いてP12。前はまだBOXせずハードで引っ張ってるHAASの2台。

31周目 VSC
なんかパーツが転がってる
マーシャルのおばちゃんが急いで拾いに行く

32周目 レース再開
LECがRUSをオーバーテイク。ゴツゴツぶつかってるこれ。
さすがF1レーサー、よくクラッシュしないよな。

34周目
TSUの後ろにいたはずのANTがALBを抜いてP7
対してBEAをなかなか抜けないTSU
BEAの前はOCO。OCOがBEAをじぶんのDRS圏内に入れてる。
またいつものHAASのチームプレイ(=小松マジック)。
マジックじゃないけど。

40周目
BEAがOCOのDRS圏外に
それでもBEAを抜けないTSU

41周目
LECとのバトルでダメージのあるP6RUSがANTと順位入れ替え
TSUの後ろにいたはずのANTがP6に。
ALOがBOX。間違いなくアンダーカットしてくる

42周目
OCOがペースを落としてBEAを再びDRS圏内に
TSUは前のBEAを抜けない

46周目
BEAを使ってOCOをP10のポイント圏内にキープさせるためのOCOトレイン完成。
今のF1をつまらなくさせてる原因の一つがこういうチームプレイ

53周目
LECがBOX
コースに復帰したLECをANTが抜こうとしてクラッシュ!!!!
LECは完全にストップ!!
ANTはこれで110秒ペナルティ+2ペナルティポイント

2回目のSC出動!!!

ということはHAASの2台は超ラッキー。ここでBOX。
TSUもBOXしてソフトに。
アストンマーチンの2台はステイアウト

落ち込みたそがれるルクレール
これでフェラーリ全滅

56周目(SC中)

TSUに問題

無線
無線

パワーが無いよ!

無線
ウッディ

スロットルの40%まではパワーが出ない設定になってる

コース上では直せないから、SC中にアジャストして(慣れて)

結果、これはピットレーンで速度を守るために速度制限がかかるモードが、コースに復帰した後なのに解除されてなかったようです。

58周目 レース再開

59周目
TSUがBORをオーバーテイク
ペダルの問題抱えながら頑張ってる!

65周目

無線
無線

コクピットから煙が出てるんだけど?

NORかストップ!エンジン壊れた!
これでVERがP2、HADがP3に!

落ち込むノリス

3回目のSC出動

69周目 レース再開
トップのPIAはハードタイヤ、対してVERはソフト。
それでもマクラーレンを抜けない。
TSUがGASをオーバーテイクしP10!
ANTが15秒ペナルティあるのでこのまま行けばP9

PIA優勝!

PIAはポールポジション、100%ラップリーダー、ファステストラップ、優勝のグランドスラムを達成。マクラーレンとしては1998年のミカ・ハッキネン依頼27年振りだそうです。

そしてVERがP2、P3にHAD!!!!!

もちろんHADの実力で勝ち取った表彰台ですが、アルファタウリとVCARBで苦労していた角田君をずっと見てきた日本の角田ファンにとっては、複雑な気持ちですよね。

F1Visualizedさんによるレースの可視化。わかりやすいです。

レース後の感想

  • ハミルトン、ルクレール、ノリスがリタイヤし、SCが3回も出る波乱の展開
  • ALBはいいタイミングでタイヤ交換でき、OCOトレインにも捕まらずP5獲得
  • BEAはいいタイミングでタイヤ交換でき、ピットレーンスタートからP6獲得
  • 予選で上位に食い込み、タイヤ交換のタイミングでラッキーが重なれば上位に残れる今のF1
  • 角田君は予選で上位に食い込んでも、チームが戦略ミスしたりSCのタイミングが合わなかったりで、いつも順位を落としてしまう。今まで何度も逃してる。
  • 上位に食い込むドライバーは運も持ってる。角田君やLECはいつもいつも運が悪い。
    持ってない、としか言いようがない。
  • 運以外の実力の部分で、勝利を勝ち取って欲しい。

Driver Of The DAY

もちろんハジャー。F2時代からボルトレートとハジャーは異次元だった。やはり世界のトップ中のトップは、実力も運も両方兼ね備えてますね。

しかし今回の優勝カップ、ポキッと折れそうだなぁと思って見てましたが、やはり折れてしまったようで、、、
ハジャーには新しくちゃんとしたトロフィーが贈られるそうです。

 

最終的な順位

角田君はP9でした。イモラ以来の久しぶりのポイント獲得。まずまずですね。
結局アストンマーチンがP7、P8にいます。SCのタイミングは悪かったけど、早め早めのタイヤ交換でポイントを獲得しました。

ドライバーズランキング

ピアストリとノリスの差が34ポイントまで開いてしまいました。しかしまだ残り9戦あるのでわかりません。最終戦までもつれたら面白いですね。
そして残り9戦で、角田くんがベスト10まで上がることを期待しましょう。

次戦はイタリアGP。高速コーナーの多いモンツァはRedBullのマシン特性に合ってます。角田車はマシンもアップデートされたので、いよいよ次は期待できます。
逆に、次がダメなら来年のシートはもう絶望的。しかし角田裕毅はここぞという場面で必ず結果を出すドライバーです。絶対大丈夫!

DAZN 
 

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