F1 2025年シーズン 第16戦イタリアGP まとめ

F1の世界

全開率80%と、F1カレンダーの中で最も高速なサーキット。そしてフェラーリの聖地
「オートドロモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ」
で行われるイタリアGPです。

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トピック

レース前のトピック

ガスリーが契約延長

アルピーヌのピエール・ガスリーが、アルピーヌとの契約を2028年まで延長したことを公表しました。速い、マシン壊さない、イケメン、フランス人。全部揃ってます。

モナコGPが契約延長

2035年まで延長したそうです。今年のモナコGPが本当にヒドかったので、なんとかしないと本当にダメですね。
今年の正解はラッセルの「ペナルティ受けてもいいからショートカットして追い抜く」でした。来年みんながそれやったら逆におもしろくなりそうですけど。

イタリアで今年2回目のGP

今年イモラでやりましたよね。角田君がひっくり返ったやつ。フェルスタッペンが勝ったエミリア・ロマーニャGP。なのでイタリアで今年2回目の開催です。昔はサンマリノGPでしたね。
位置的にはこのくらい。280kmくらい離れているので、東京~福島くらい?東京~浜松くらい?

以上、トピックでした。

マシンアップデート

アルピーヌとザウバー以外はアップデートを入れています。レッドブルはフェルスタッペンにだけ新しいフロアが投入されました。

  • マクラーレン:フロントサス、フロント、リア、ビームウィング

    情報引用元:Formula 1®

  • レッドブル:フロントウイング、フロア
    ※フロアアップデートはフェルスタッペンのみ

    情報引用元:Formula 1®

  • フェラーリ:フロント、リア、ビームウィング
  • メルセデス:フロント、リアウィング、フロアフェンス
  • アストンマーチン:リアウィング
  • ウィリアムズ:リア、フロントウィング
  • ハース:フロントウイング
  • VCARB:リアリング、フロア、エンジンカバー、ミラー
  • アルピーヌアップデート無し
  • キックザウバーアップデート無し

FP

ハンガリー、オランダと、レッドブルの苦手なハイダウンフォースなコースが続きましたが、ここは直線の多いロウダウンフォースサーキット。

FP1

残り25分を残し、ターン7,8,9のアスカリシケインでハジャーがグラベルの砂利をまき散らして赤旗中断

赤旗になった瞬間にルクレールがオーバーテイクしてしまう。こんなの絶対不可避。
お咎め無し、とはなりましたが、モンツァ&フェラーリだからでしょうね。他のサーキットなら間違いなくペナルティで10グリッド降格だったと思います。今までだって不可避のインシデントに対していくらでもペナルティにしてましたから。ほんとFIAの基準って曖昧。

FP1はHAM、LEC、SAIがトップスリー。VERはP4、角田君はP14。
ルイス・ハミルトンのオンボード映像を残しておきます。

FP2

開始10分でANTがターン7を飛び出してグラベルにハマり赤旗中断
最近ANTはミスが多い気がします。予選アタックなどで攻めた結果のクラッシュならまだわかるのですが、FPでグラベルに突っ込むとかあんまり印象よくないですね。

まだフロービズつけて走ってる車があるくらい。各車アジャストしてます。
FP2のトップ10は以下の通り。SAIがP3タイム。VERはP6、角田君はVERから0.192秒差のP9。
ウィリアムズが速そう。

FP3

角田裕毅の応援「豆台風」
流行りそうです。

ターン1のシケインではみ出る人が続出。やはりここは重要なんですね。限界を確かめています。

無駄にギスギスするOCOとVER。バチバチしてていいですね。OCO好きだなぁ。

結局マクラーレンの1,2。

FP3の結果は以下の通り

結局予選もマクラーレンの2台の争いか?
VERはP4、角田君はVERから0.561差のP15。
予選に期待です!Q3進出!

予選

今年はマシンの性能差が縮まり僅差での争いが多いです。今回もFPから各車かなりタイムが接近していました。
予選はちょっとのミスも許されません。そして前の車のトウを得ることも大事。

はぁいチャールズ♡
かっこよ

Q1

TSUの1回目のアタックはセクター1でVERと0.1差、セクター2は全体ベストでVERの上、セクター3で失いVERと約0.2秒差のP5。なかなかいい滑り出し
メルセデスはRUSとANTの2台がなんとミディアムでアタック。しかもRUSはトップタイム。

1回目のアタックが終わり、トップRUSからP20LAWまでの差が0.865秒。僅差です。

2ndアタック 残り4分でOCOが先頭で出される
先頭だとトウが使えないから非常に不利
でも遅く出ると渋滞にはまってタイム計測ができなくなる恐れがある

無線
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先頭じゃんか!これを避けようって言ってたよね!

無線
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わかってる。待てなかったのよ

メルセデスはソフトに履き替えた。ただしANTだけ。RUSは2本目走らず。
TSUは1:19.619。VERとの差は0.15!
HADがP16でQ1敗退!ターン7で飛び出しタイムを失う

「オフコース!!!!」
(意訳:こんなミスしちゃったんだからもちろんQ1落ちだよ!)

Q1の結果は以下の通り。LAWもセクター2でミスしてQ1落ち。
TSUはP4!!!!今回はイケる!
トップからP15までの差がたった0.423秒しか無い、、、

Q2

SAIとALBの2台だけ出てきて1stアタック。ALBがSAIのトウを得たのに最後ミスしてSAIより1.2秒も落ちる。なにやっとんねん。

TSUとVERはチームプレイせず。2台でぜんぜん違うところ走ってる。
1stアタック、TSUのセクター1、2ともにVERより0.1秒落ち。セクター3は0.15秒落ち。トータル0.293差で暫定P6。ALB、SAI、NORがタイム出せてないので2ndアタックでどこまで伸びるか。

NORがターン1でミス。ここは約350kmから約70kmくらいまで一気にフルブレーキングするコーナー。ワールドチャンピオンになるならこういうミス無くさないと。

2ndアタック。VERとTSUが並んで出てくる。TSUはVERのトウを得る作戦。でもTSUの後ろにちゃっかりOCO、BEAが来ていて、OCOはTSUのトウを得てる。
TSUは1回目よりもタイム上がらず。でもギリギリP10でQ3進出!
あぶねー

Q2の結果は以下の通り。VERが調子いい。BORがP7でQ2通過。
ウイリアムズ2台とHAAS2台、HULが敗退。
ウィリアムズ速そうだったんだけどなぁ

直線番長ザウバー。BORが359km出した。

Q3

1stアタックはVER、LEC、PIA、HAMの順で全員新品ソフト。TSUはUsedソフトで暫定P9。

2ndアタック、残り3分でTSUが先頭で出てくる。トウが重要なコースなのに、先頭で出されてしまう。
どうも誰も出てこないから、VERのためにTSUが出された様子。
VERが最優先のチームだからしょうがない。

角田は不利な先頭でフェルスタッペンのポール獲得に貢献。ライバルを動かした絶妙なコースイン/F1 Topic | ニュース | autosport web
角田裕毅(レッドブル)がF1第16戦イタリアGPの予選Q3で10番手に終わった理由は、予選後の【角田...

NORが1:18.869のコースレコードでP1!
その直後
VERが1:18.792のコースレコード更新でトップタイム!

VERが45回目のポール!!!

VERは予選でリアウィングを削ってた。ダウンフォース削って直線スピード上げてたんですね。

VERとNORの差。0.077秒差ってこのくらい。

予選の結果は以下の通り。BORがP8!
HAMは5グリッド降格が決まっているので、角田君はP9スタートになる。

タイヤ

今回のタイヤはC3、C4、C5。ピレリの推奨は1ストップ。昨年ルクレールがマクラーレン2台を抑えて1ストップで優勝しました。各車当然1ストップ狙いです。

スタート時のタイヤ

上位13台までと、P17のCOLがミディアム
P14以下のALB、OCO、STRがハード
P18スタートのLAWはソフト
ピットレーンスタートのHADとGASはハードスタート

スタート順位

HADとGASがピットレーンスタート。HAMが5グリッド降格でP10スタート、角田君はP9スタート。

情報引用元:Formula 1®

レース

ド派手な演出。でも真っすぐにしか飛ばないんだね。

フォーメーションラップ後にHULがトラブルでリタイヤ。

レース展開

レーススタート!

VERが首位キープも1コーナーをショートカット
TSUもショートカットしてた

ちなみに実況風景がこちら。熱が入ってます。

2/53
ファーストターンをはみ出してしまったVERはNORに順位を譲る。NORがレースリーダーに。
OCOがSTRを押し出して5秒ペナルティ
コーナーのエイペックス(先端)ではSTRが前にいるため、ペナルティ対象はOCO側に。

4/53
どうせ今回も結局マクラーレン2台が独走するのかと思ってたら、ターン1でVERがNORをオーバーテイク!!
これはいつもと展開が違う!

6/53
ターン1でPIAがLECをオーバーテイクしP3

10/53
VERがファステスト出しながらトップ独走。2位NORと約3秒差
ANTを抜きHAMに抜かれたTSUはP9。前のALOまで約1.5秒、DRS使えないから後ろのANTに迫られる
でもストレートがTSUの方が速く抜かれない

と思ってたらANTにインをつかれた!これでP10。

15/53
VERが速過ぎる。NORとの差を4.3秒まで広げる
角田君と同じ車とは思えない。同じじゃないけど。

19/53
TSUの後ろを走っていたBEAがBOX ミディアム→ハード
アンダーカット狙い

20/53
TSUがBOX ミディアム→ハード
BEAのアンダーカット阻止!

しかしターン7でBEA抜かれるTSU

25/53
ALOが縁石に乗り上げてサスペンションを壊す
スローダウン→リタイア

BEAがLAWをオーバーテイクしP16に
VCARBよりHAASが速い
中低速コーナーの多いハンガリーとオランダはVCARBが速かったけど、モンツァではHAASの方が速い

28/53
RUSがBOX ミディアム→ハード

TSUがLAWをオーバーテイク
しかしLAWが抜き返そうとして接触!
これでフロアに損傷を負ったTSUはペースが上がらなくなり、実質レース終了。
ほんと毎回毎回誰かとぶつかってるローソン。もうF1から去ればいいと思う

無線
無線

アイツ何やってんだよ!!!

30/53
VERのタイヤにグレーニングが起きている。それでもタイムが落ちない不思議。
LAWにフロア壊されたTSUは全くペースが上がらなくなった。

VER、PIA、NORのトップ3は1stスティントを引っ張ってソフトに交換する作戦か?

34/53
LECがBOX ミディアム→ハード
前はトップ3、後ろは中団勢。一人旅のLEC

37/53
P3のPIAからP4LECまでの差が約17秒
トップ3台が異常に速い

38/53
VERがBOX ミディアム→ハード
P3で復帰。

39/53
HAMがBOX ミディアム→ハード

41/53
SAIとBEAが接触!
BEAにペナルティ10秒+2ペナポ
またかよBEA。そもそもガイドラインをわかってないのでは?
ここでSC出たらVER危なかった。

44/53
先頭NOR、約3.7秒差でPIA、約8.2秒差でP3VER
しかしVERはNOR、PIAより1秒速いファステストペースで迫る
NOR、PIAはまだBOXしていない。SC出ない限りVER優勝確定

46/53
PIAがBOX ミディアム→ソフト 1.9秒!
前のVERとの差が約17秒、残り周回数が7周
1周約3秒近くVERより速く走ればVERを抜ける
もしくはSCが出れば逆転可能

47/53
NORがBOX 5.9秒もかかる!
左フロントのナットが閉まってなかった
なんとPIAにアンダーカットされてしまう

48/53
ここでランピアーゼからVERに無線

無線
無線

君はハードワークをやり遂げたよ
もうリスクは無いよ

無線
無線

NO RISK, FULL PUSH

恐るべしVER

49/53
マクラーレン無線。チームオーダー
もともと前を走っていたNORがタイヤ交換を失敗したためにPIAが前に出たが、順位を戻すことに(NORを前に行かせる)

無線
無線

オスカー、去年のハンガリーに似てるよ。

チームの都合でこの順番でピットしたけど、ランドを前に行かせて。その後は自由にレースしていいよ。

無線
無線

遅いピットストップはレースの一部はなかったの?何が変わったのか理解できないよ

まぁやらなきゃいけないならやるけどさ

 

 

しぶしぶNORを前に行かせるPIA

51/53
レッドブル無線

無線
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PIAとNORが順位を入れ替えたよ

無線
無線

はは(笑
遅いピットストップのために?

鼻で笑ってしまうフェルスタッペン様
フェルスタッペンは絶対に順位譲らないですからね

53/53
VER独走。見慣れた光景です
P2のNORまで約19秒差を付けてそのままフィニッシュへ
NORは最終ラップでファステスト

VER優勝!!!ポールトゥウィン!!!!

表彰式。聞きなれたオランダ国家とオーストリア国家

F1Visualizedさんによるレースの可視化。
やはりこうやって見ると、ALBがお手本のようないいレースをしています。後方からハードで引っ張り、インシデントを起こさず、最後ミディアムで順位を上げる。上手いドライバーですよね。

レース後の感想

  • 角田君は予選までは合格。予選Q3は咬ませ犬だったからしょうがない。クリーンなままレースを終わらせることが重要ですね。
  • フェルスタッペン強すぎ。もはや人知を超えている
  • 安定のアルボン
  • ベアマン、ローソン、サインツは毎回誰かにぶつかってる。きっと次も誰かにぶつけて「アイツが悪い!」って怒る
  • ベアマンがペナポ10まで貯まる。次やったら出場停止で平川亮がF1デビューなんじゃね!?
  • フェラーリが空気。ルクレールがんばれ。

Driver Of The DAY

DODは久々勝利のフェルスタッペン。やはりこの人はF1界のヒーローですね。こんな人とチームメイトでいるのは本当に大変だと思います。

最終的な順位

トップ10は以下の通り。角田君はP13。ローソンと接触してフロアにダメージを負った時点でレース終了でした。
アルボンもすごいですが、P8のボルトレートはやはりタダモノではないです。
タダモノじゃないやつの集まり、がF1なんだろうけど。

ドライバーズランキング

ピアストリとノリスの差は3ポイント縮まって31ポイント差。アルボンがアントネッリの上です。ウィリアムズを復活させてます。
残りあと8戦。さすがにフェルスタッペンのチャンピオンは無理ですかね。迫ったら面白いんだけど。

次戦はアゼルバイジャンGP。久々の市街地サーキットです。面白いコースなので楽しみです。角田君は相性いいイメージなのでP8くらいには入ってほしい!

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