角田選手の所属するF1チームが「アルファタウリ」から「VISA Cash App RB」になって、やたら「あの人が入った」「あの人も入った」という話を聞くようになりました。そこで、どれだけ凄い人達が集結したのかを調べてみました。
人が代わったところで車が速くならなければ意味がありませんし、そもそもF1界にはベテランが大勢いるんだと思います。
でも、「勝ち方」を知っているベテランが一人でも多い方が、きっと昨年より強いチームになるはず！
ということで、新チームに来た人達の経歴を並べて、開幕前にテンション上げて行きたいと思います。
チーム代表：ローラン・メキース
画像引用元：VISA Cash App RB
まずはご存じローラン・メキース。
1977年4月28日 生まれのフランス人。
昨年勇退したフランツ・トストに代わり、チーム代表に就任。
メキースの就任は昨年から決まっていましたが、新車発表で登場した時には
「おお！ほんとにメキース来た！」
って思いましたよね。
2003年：ミナルディでレースエンジニアを担当
2005年：レッドブルがミナルディを買収し「トロ・ロッソ」となった時はチーフエンジニアに昇格
2014年：トロ・ロッソを離れFIA(国際自動車連盟)に移籍
2018年：フェラーリのスポーティングディレクターに就任
2023年：フェラーリ離脱
2024年から、ミナルディ、改めトロ・ロッソ、改めアルファタウリ、改め、VISA Cash App RBのチーム代表に就任。
古巣に戻ったわけですね！
レーシングディレクター：アラン・パーメイン
画像引用元：Sky Sports
1967年2月4日生まれのイギリス人。
1989年からF1に携わるベテラン技術者。
1989年：ベネトンのエンジニアとしてキャリアをスタート
2007年：ルノーのチーフレースエンジニアとなり、2011年には最高執行責任者(COO)も務める
2012年：ロータス（ルノー）のスポーティングディレクターとなる
2023年：アルピーヌを離脱
2023年のアルピーヌのお家騒動で、チーム代表のサフナウアーと一緒にチームを去りました。そしてVISA Cash App RBへ。
レッドブルのスポーティングディレクターであるジョナサン・ウィートリーとも仲が良く、クリスチャン・ホーナーからの評価も高いのだとか。
ただ、すごいベテランだけど、アルピーヌをクビになった人でもあります。それがどう転ぶか。
最高技術責任者(CTO)：ティム・ゴス
画像引用元：FIA
1963年2月28日生まれのイギリス人。
長年マクラーレンに所属し、FIAでは2026年からの新テクニカルレギュレーション策定のキーマンの一人とされていた。
1986年：エンジンメーカーのコスワースに入社
（コスワース！懐かしい！）
1990年：マクラーレンに移籍しエンジン部門を担当
（黄金時代を経験してますね）
2011年：エンジニアリング・ディレクターになる
2013年：テクニカルディレクターを勤める
2021年：FIAの要職に就く
2023年：FIAを離脱
2024年：RBに加入（というかCTO)
長年マクラーレンに在籍して、ルイス・ハミルトン、ジェンソン・バトンらのワールドチャンピオン獲得に貢献した経歴を持っています。
ところで、いったんチームから離れてFIAに行くのって、F1のエンジニアにとっては出世コースなのでしょうか。
副テクニカル・ディレクター：ギヨーム・カッテラーニ
(写真みつからず)
1975年7月22日 生まれのフランス人。
2000年～2014年までフェラーリに在籍し、ミハエル・シューマッハのワールドチャンピオン獲得に貢献
2015年～2023年：レッドブルに在籍
エイドリアン・ニューウェイからも高く評価されている空力分野のエキスパート
チーフエアロダイナミシストとしてマックス・フェルスタッペンのワールドチャンピオン獲得に貢献
F1の世界に「空力のエキスパート」は大勢いそうですが、8年間もレッドブルに在籍して、ニューウェイ先生に評価されてるなら間違いないはず！
今年は強いはず
こうして1人りずつの経歴を見ると、かなり強力な布陣に見えます。
ウィリアムズやアストンマーチンは、チーム代表が変わってから強くなりました。一昨年から比べると格段に違います。
昨年(2023年)のアルファタウリも、CEOにピーター・バイエルを迎え、後半はポイントを取れる位置にまで浮上しました。もちろん、角田選手の頑張りがあってこその結果です。
ダントツに強いレッドブルの姉妹チームで、同じエンジン(ホンダ)を搭載している上、レッドブルから優秀な人材を移籍させてるんだから、これで強くならないはずはないですよね。
今年は中団トップ、あわよくばもっと上に行ってもらいたい！
という希望を抱きつつ、シーズン開幕を楽しみましょう！
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