F1 2025年シーズン 第14戦ハンガリーGP まとめ

F1の世界

前半戦最後のレース。ハンガリーGPです。
ヘルムート・マルコは「ユーキは今年一杯はレッドブルで走る」と明言していましたが、来年の契約はまだありません。サマーブレイク中に来年の契約が大きく動くことが多いので、ここで一回はいい結果を出しておきたいところです。マジで頼む。

DAZN 

新しくなったハンガロリンク

サーキットが改装され、グランドスタンド周りがずいぶん豪華になりました。

アクセル・ローズ

Guns N’ Rosesのヴォーカル、アクセル・ローズが来ていました。現在63歳。お元気そうでなによりです。日本にも来て欲しい。

 

バスールが契約延長

7/31、チーム代表を務めるフレデリック・バスールの契約延長をフェラーリが発表しました。

バスールはルクレールのGP3時代からの付き合いですし、ハミルトンもバスールがいるからフェラーリに来たと明言しています。今年フェラーリはまだ未勝利ですが、バスールさんは勝てるチーム作りに欠かせない存在なのではないかと思います。
(単純に代わりがいないからではないことはないことはない)

マックス・フェルスタッペン残留

マックスが2026年もレッドブルに残ることを明言。やはりホーナー解任が条件だったんでしょうか。しかし表向きの理由は

  • マックスの契約には
    「前半戦終了時にランキング3位以内にいないと契約解除できる」
    という契約解除条項があるとされている。
  • ベルギーGP終了時点で4位ラッセルとの差が28Pとなり、前半戦はマックスの3位以上が確定した

ということみたいです。そしてマックス本人が明言をしたことで、2026年のレッドブル残留が確定的となりました。ということはラッセルもメルセデス残留ですね。

マシンアップデート

各チームともに前戦ベルギーでかなりアップデートを入れたので、今回は少ないです。

  • マクラーレン:アップデート無し
  • フェラーリ:アップデート無し
  • メルセデス:アップデート無し
  • アストンマーチン:フロントウイング
  • アルピーヌ:アップデート無し
  • ハース:アップデート無し
  • VCARB:フロントウイング、冷却ルーバー(サイドポッド上部の排気口)
  • ウィリアムズ:アップデート無し
  • キックザウバー:アップデート無し
  • レッドブル(角田裕毅):アップデート無し
  • レッドブル(マックス・フェルスタッペン)
    • フロントウイング
    • フロントコーナー

情報引用元:Formula 1®

まぁ、マックスを優先させても誰も文句言えません。

フリー走行

レース日は雨が予想されてますが、ひとまずはドライの金曜日

FP1

アロンソが背中の筋肉の痛みにより欠場。代わりに2022年のF2チャンピオン、フェリペ・ドルゴビッチが代役を務めることに。ドルゴビッチに早くデビューさせてあげたいです。そろそろコラピントの代わりにどうでしょうか?

レッドブルはセッティングが定まらずかなり苦戦。ハンガリーは苦手とされてますが、ここまで調子が悪いとは、、、しかしマクラーレンはどこでも速い。

マクラーレンの1,2。HADがP4と絶好調。マックスはP9。
角田君はマックスから0.453秒落ちのP17。まだまだこれから。

FP2

気を取り直してFP2。アロンソが戻ってきました。

マックスが走行中の車内からタオルを外に投げ捨てる。どうやら取り忘れのようなのですが、いくらジャマだからってそんなことしたら、後続の車に影響しますよね。
結局マックス本人にとっても危険だということで、チームに対する「警告」処分となりました。

FP2の結果は以下の通り。STRがP4。アストンマーチンは今回アップデートしたフロントウイングがうまく行っているようです。
そして角田君が初めてマックスの上!角田君P9、マックスP14。0.306秒差をつけました。レッドブルの調子が悪すぎて喜んでもいられませんが。
とにかくマックスとの差が縮まりつつあるというのが大事。しかし新しいフロントウイングもうまく機能してないみたいですね。

FP3

やはりハンガリーは苦手なのかレッドブル。どこまで挽回できるか注目です。

残り22分
各車ソフトに履き替えて予選想定のアタック。VERは暫定P5。0.05秒差で後ろにBORがいます。もはやカオス。でもやっぱりマクラーレンとフェラーリが速い。

残り13分
STRがP4、HULがP5。ソフトでアタックしたVERがP7。やばいぞレッドブル。

そして
残り12分
ソフトでのアタックをしたTSUがターン1でオーバーラン
またしてもエンジニアがやらかす

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ブレーキがロングランの設定になってない?+2になってるよ!?

無線
ウッディ

そうだね、リセットだ、リセットしてくれ

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セッション前にチェックしといてくれよ!
頼むよ!目を覚ませ!!

これで角田くんソフトでのアタックできず一度ピットへ戻る。再度ソフトでアタックするもうまく行かず、結局このコミュニケーションミスが後々予選まで響くことに。

角田裕毅「あってはならない」敗因の一つはFP3での”失態”―Q1敗退もフェルスタッペンに迫る走り / F1ハンガリーGP《予選》2025 | Formula1-Data / F1情報・ニュース速報解説
2025年F1第14戦ハンガリーGP公式予選は、角田裕毅(レッドブル)にとって今季4度目のQ1敗退と...
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WHAT A SESSION…
(なんてセッションなんだ)

FP3の結果は以下の通り。VERがP12、TSUはP19
もはや見てられない。予選がんばれ。

 

予選

フェルスタッペンはどこまで挽回するのか?そして頼むぞ角田くん。

Q1

最初のアタック。VERはP13、TSUはP17、、、
そしてなんとVERがQ1で2セット目の新品ソフト、、、

VERは11位でなんとか通過、TSUは0.024差でP16
しかしVERとの差が0.163秒!

POS. DRIVER Q1 タイム差
11 VER 1:15.736
16 TSU 1:15.899 0.163

これは凄いんじゃないでしょうか。レッドブル自体が遅いんでそれどころじゃないですけど。

脱落はTSU、GAS、OCO、HUL、ALB
ベテランが軒並み脱落。HADがP3通過、、、

Q2

1回目のアタックを終えてマクラーレンの1,2
ALO、STRが3,4。いつも急に速くなったり遅くなったりするアストンマーチン
そしてP5に絶好調HAD。VERはP8,ただしUSEDのソフト

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一つのことに集中してくれ

可能な限りすぐにコースに出たい

他のことは考えなくていい

ピットレーンで待ちたくない(意訳)

ルクレール、ピットに対して”オレ達”予防の念押し。

2回目のアタック
STRとALOはアタックしない。余裕のアストン、それでもSTRはP3、ALOはP5通過。
VERはP8、これは苦しい、常にHADよりもタイムが遅い
BORがQ3進出。すばらしい
HAMがP12でQ2敗退、、、

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EVERY TIME

EVERY TIME

これは、
「いつも僕がダメなんだ、いつもダメなんだよ」
という意味だったそうです。

脱落はBEA、HAM、SAI、COL、ANT
ANTはトラックリミットでタイム抹消、どっちにしろQ2敗退

Q3

1回目のアタック
USEDを履いてる車もあるのでとりあえずのバンカータイム。それでも速いマクラーレン。ALOがP4、VERはP5。かなり苦戦しているようです。

無線
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アウトラップの段階ですでにグリップが無いよ。文字通り、氷の上をドライブしてるみたいだ。

ラストアタック
残り1分でALOがP2
LECがP1!PIAがP2!NORがP3!
VERは速くない・・・P8!BORの下!

ルクレールが今季初ポール!

自分でも信じられなかったようです。気温と風向きの変化により、フェラーリのセッティングが有利に働いたようですね。
やはりトップドライバーは何か持ってます。

予選結果

予選結果は以下の通り
アストンマーチンがP5,P6、新人BORを挟んで絶対王者VERはP8。レースでどこまで挽回できるのやら。

トップのLECと2位PIAとの差はたった0.026秒。本当にF1は僅差のところで争ってますね。

タイヤ

ピレリの推奨は2ストップがメイン。でも昨年ルクレールが1ストップで勝ってるので、有利なのは1もちろんストップ。

スタート時のタイヤ

ほとんどがミディアム。ソフトスタートは2ストップですね。

  • ソフト:SAI、HUL、ALB
  • ハード:HAM、GAS
  • ミディアム: その他全員

スタート順位

角田君はピットレーンスタート。後半戦に向けてエンジンや諸々のパーツ交換。

レース

雨は降らなさそう。久々のドライコンディション。

レース展開

レーススタート!

PIAがNORを完全防御
NORはRUSとALOに抜かれP5までダウン
一人で別のラインを走るALOすげぇ
VERがLAWに抜かれP9にダウン
先頭はLEC、続いてPIA、RUSの順

実況
実況

ALOの鼻息の荒いのがここまで伝わってきます!

2周目
ピットレーンスタートのTSUが最後尾のGASに追いつく

3周目
NORがALOを抜きP4
VERがLAW、STRを抜きP7

7周目
HULがBOX ソフト→ミディアム タイヤもたない?

BORが調査中に。HULも調査中。え?どっち?フライング?両方とも?
結果、HULがスタート時にフライングしたとして5秒ペナルティ そんな間違いをするスチュワード。しかもフライングしてないし。

10周目
TSUはCOLとの差が1秒前後のまま。1ストップ狙いでタイヤを守ってるのか?後半効いてくると願いたい。

14週目
なんか各車自己ベストが少なくなってきた。1ストップ狙いでタイヤを守り始めたか。
COLがBOX ミディアム→ハード 2ストップ確定

15周目
先頭のLECがPIAとの差を3秒まで広げる。
ALB、OCOがBOX
ALBはここから1ストップしそう

16周目
SAIがBOX ソフト→ハード

18周目
VERがBOX ミディアム→ハード
ミディアム勢はタイヤが厳しい

19周目
PIAがBOX ミディアム→ハード
LECの21秒後方でコースへ。LECをアンダーカットできるか!?

20周目
NORはステイアウト!!
LECがBOX ミディアム→ハード
PIAの全然前。PIAアンダーカット失敗!!

なんで角田君はタイヤ変えないの?1ストップにこだわるつもり?
まさかまた無線ミス?

21周目
TSUがBOX なぜ1周伸ばしたのか謎
ミディアム→ソフト ソフトでタイム稼ぐってこと!?

23周目
NORは1ストップか?

25周目
まだBOXしてないNORはLECより1秒遅い
タイヤが厳しいところなんとか耐えてる
耐えてるってことは1ストップね

26周目
ソフトのTSU まぁまぁのペースだけど稼げてはいない

28周目
LEC無線

無線
無線

レース前に話していたことが起きてるよ

NORが1ストップだと思い始めたLEC

NOR無線

無線
無線

1ストップするとなると
ハードで残り40周だけどどう思う?

無線
無線

Yeah,Why not?
それ以外ある?

これはノリス、してやったりかもしれない。

この時点でBOXしてない=1ストップは
NOR、ALO、BOR、LAW、HAD、BEA、HAM、GAS
結構多い
やっぱり1ストップができないと上位は狙えない

32周目
NORがBOX ミディアム→ハード これで最後まで走り切る

34周目
HADがBOX ミディアム→ハード
PIAがトップを走るLECの1.7秒後方まで迫る

38周目
TSUはソフトで苦しそう
ここはレッドブルは厳しい

39周目
TSUがBOX ソフト→ハード
もうここから追い上げるしかない
(って毎回言ってる)
NORがファステストで追い上げる。タイヤ守らなくていいのか?
VERとHAMが調査中。「レース後の審議」に。なんだそれ?

40周目
ALOがBOX 40周走ったミディアム→ハードで残り30周
ミディアムとハードが逆転してる

41周目
PIAがBOXの準備
するとそれを見たLEC陣営がPIAをアンダーカットするためにLECをBOXさせる
するとそれを見たPIAがBOXを取りやめ!

44周目
RUSがBOX ミディアム→ハード
これでトップPIA、その後ろにNOR

46周目
PIAがBOX ミディアム→ハード
これで先頭はNORに。
PIAはNORの12秒後方、LECを挟んでP3で復帰
NORよりも15周、LECより5周タイヤが新しいPIA
NORに追いつけるか?

49周目
VERが2度目のBOX ハード→ハード P9でコースへ復帰
レッドブルは1ストップできなかったか
BEAがリタイヤ。マシン壊れた

51周目
ターン1でPIAがLECをオーバーテイク
いやぁあああ
マクラーレン1,2。LECはP3に

[マクラーレンの戦略]
PIAが41周目にBOXと見せかけ、LECがそれに誘われて思わずBOX
そしてPIAはすぐにはBOXせず5周のタイヤライフを稼いで46周目にBOX
そして稼いだタイヤの差を使ってここでオーバーテイク

53周目
ここでLECの激オコ無線

無線
無線

信じられないほど
フラストレーションが溜まる。
僕たちはすべての競争力を
失ってしまった。
僕の話を聞いてさえいれば、
あの問題(1ストップ)に対処する
違うマネジメントを
見つけられたはずだ。
もう今は運転不可能、
不可能だよ。
表彰台でフィニッシュできたら
奇跡だよ

レース後、LECが遅いのはマシンのシャシーに問題があったことが要因ということが判明し、LECは「発言を撤回したい」と言いました。でもレース中はそんなことわからないですからね。LECは悪くない。

55周目
P8を走るLAWに迫るVER。しかし抜けない!
ここのコースはレッドブル苦手過ぎる

56周目
RUSがLECまで1.9秒まで迫る。どんどん迫る。
RUSはLECより0.7秒くらい速い
PIAはNORまで5.5秒、残り14周で追いつくか?
4位RUSまでが先頭集団。5位ALOまでの差が38秒くらい。差があり過ぎる

61周目
LECに迫るRUS。ここはLECが守る

62周目
RUSがLECをオーバーテイクしてP3に
LECに奇跡は起こらなかった

64周目
PIAがNORの1.2秒後方

68周目
PIAがNORのDRS圏内。バチバチの争い
GASに10秒ペナルティ

69周目
ターン1でPIAがタイヤロックしながら突っ込むがNORを抜けず

70周目
PIAとNORの差が0.2秒

NOR優勝!!!!!!!!

1ストップで耐えたNOR。でも2ストップでここまで迫ったPIA恐るべし

マクラーレンの200勝目

マクラーレンがF1での200勝目を達成。やっぱり一番勝ってるのはセナなんですね。

Driver Of The Day

DODはガブリエル・ボルトレート。アルボレーとじゃないですよ、ボルトレートです。ボルトレートと言えば、昨年のF2でモンツァで最下位から優勝したことが衝撃的でした。あと彼女がかわいいのでもっと映して欲しい。

最終的な順位

なんとフェルスタッペンがP9。結局ローソンを抜けませんでした。角田君はP17に沈みました。レッドブル自体が遅いので仕方が無いですが、高速コーナーのある次回以降のサーキットでは必ず好成績を収めてくれるはずです。
角田君、今年中のポディウムあり得ますからね。応援し続けましょう!!

ドライバーズランキング

1位PIAとVERとの差が95ポイント。もはや4位以下に落ちないか心配なレベル。
ここから後半残り10戦ですが、マクラーレンの独走は決定的。今年は中団争いも僅差で面白いです。

サマーブレイク

3週間の夏休みに入りますね。次はマックスの地元オランダGP。8/31決勝です!

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