あなたの家にロボットが来る日。
そのロボットは、何のためにあなたの家に来るのでしょうか?
今、ロボットの活用が注目され始めていますが、ロボット開発の最終的な目的とは何なのでしょう?
人間が毎日遊んで暮らせるように、すべての労働をロボットに任せる。
それが最終目的なんじゃないかと、私は考えています。
モノが生み出される理由
世の中の商品やサービスの多くは、人々の生活が今よりも便利になったり楽しくなったりするために生み出されますよね。
それらは人間の根源的な欲求、つまりは「今よりも楽になりたい、楽しくなりたい」という欲求に合わせて考えられています。
家電は主婦を労働から解放した
家電の誕生は、主婦を家事の重労働から解放しました。
洗濯機、掃除機、ガスコンロ、冷蔵庫などの生活家電やその仲間が発明されたことで、それまで家事全般を任されていた主婦達は、自由になる時間と体力を得ることができたのです。
家電の進化
家電はさらなる進化を遂げ、掃除機はマサチューセッツ工科大学によって「お掃除ロボット」となり、洗濯機は洗濯から乾燥までを自動で行う洗濯ロボット「全自動洗濯乾燥機」となりました。
きっとそのうち、洗濯物は自動で畳まれるようになるし、料理やアイロンがけも、全てロボットがやってくれるようになるのだと思います。
なぜならそこには、「楽をしたい」という人間の根源的な欲求があるからです。
あなたがロボットにやってもらいことは?
つまりロボットとは、
「今まで人がやっていたことを代わりにやってくれる機械」
と言えます。
今はあなたがやっているけど、代わりにロボットがやってくれるようになったら一番嬉しいことは?
と聞かれたら、多くの人は
「俺の代わりに働いてくれ」
と答えるのではないでしょうか?
そうです。ロボット開発の行きつく先には、あなたの代わりにロボットが働く世界があるのです。
ロボットに職を奪われる?
ロボットに職を奪われてもいいんです。
だって人間の代わりにロボットが働いてくれて、人間はロボットが稼いだ給料で暮らすことができるようになるんですから。
未来の世界ではロボットが国から支給され、そのロボットがあなたの給料を稼ぎます。
食料はすべてロボットが生産、加工するのでほとんど無料です。
よりよい製品はAIが企画してロボットが製造、販売をします。
もはや人間は、ロボットが作った食料やモノを消費さえしていればよくなります。
究極の目標は労働からの解放
人類は歴史的に、奴隷や召使い等を雇うことで、自らを労働から解放してきました。
すべての労働をロボットが行い、労働から解放された人類は、好きなことをして暮らせるようになる。
それがロボット開発の究極の目的なのではないかと思います。
そうすることで、人間の根源的な欲求である「楽になりたい」の多くは満たされることになります。
後は「楽しくなりたい」という欲求が残るわけですが、そこはAIが何とかしてくれるんじゃないかと思っています。
ご主人様の好きなものをAIが覚えて、好みに合わせてどんどん楽しい毎日を提供してくれる。
いいですね、そんな未来。
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