F1 2025年シーズン 第12戦イギリスGP まとめ

F1の世界

正念場の続く角田裕毅。正念場?悪いのは車なのでは?
2025年F1イギリスGPまとめです

DAZN 

フェルスタッペンの移籍騒動

不振の続くRedbull Racing。あれだけ強かったチームが、ニューウェイが去った後ジリジリと力が弱まっているように見えます。そこへ来てのフェルスタッペンのメルセデス移籍騒動。F1メディアが大集結しました。まー今のレッドブルに残るメリット何もないですから、こういう噂が出ても仕方ないですね。

なんかこれ、歴史的な写真になりそうですね。

フリー走行

今回も角田君はフリー走行はまずまず。FP3ではフェルスタッペンから0.693差の5位につけました。といってもこれ、BORがスピンして赤旗中断になって、後続がアタックできなかったからですけど。

順位 ドライバー チーム FP3タイム
1 LEC Ferrari 1:25.498
2 PIA McLaren +0.068s
3 VER Red Bull +0.087s
4 NOR McLaren +0.108s
5 TSU Red Bull +0.606s

赤旗からの再開後、ベアマンがピットレーンでクラッシュ。これで10グリッド降格ペナルティとなりました。
↓ピットレーンでクラッシュするベアマンと、それを見て
「誰かピットレーンでクラッシュしてるよ、ははは」
と笑うフェルスタッペン

Bearman hit with 10-place grid drop for British GP
Ollie Bearman has been handed a 10-place grid pena...

予選

さぁ予選です。今回は期待できそう。角田君突風にあおられないよう祈ります。

Q1

角田君ファーストアタックはターン3でミス。もう一周してからタイム計測もP14。VERから0.6秒差。

コラピントがスピンして動けなくなる。さようならコラピント。
やはり下位カテゴリできちんと結果出せてないドライバーが、F1で活躍するのは難しいですね。去年は比較対象がサージェントだったから余計良く見えたんだろうなぁ。

赤旗中断

再開 残り6分49秒
ちょっと雨粒落ちてきた

TSUはP13通過。危ない、、、
BEAがP3、OCOP7。HAAS強い。
LAWは突風にあおられたかもしれない。
脱落はLAW、BOR、STR、HUL、COL

Q2

HAMがトップ。P2にLEC。フェラーリ調子いい。
しかしNOR、VER、PIAはUSEDのソフトなので本気出してない。
TSUはP12でQ2脱落。それでもちょっとはよくなってる。HADがP13。
怒りの10グリッド降格BEAがQ1P3通過でQ2P6。凄いな。

脱落はSAI、TSU、HAD、ALB、OCO

Q3

1回目のアタックを終えたVERの無線

無線
無線

THE CAR IS SO DFFICULT

(難しいよ!)

それでもタイムが出せてしまっているVER。

ラストアタック
PIAがトップタイム。NORがPIAに届かず、HAMはNORにも届かず。
一番最後にアタックしてるVERがセクター1,2で全体ベスト、セクター3は自己ベスト出せず。

しかしVERポール!!

もうほんと、すごい。恐ろしい。
F1はこういうスーパーラップを見るためにあるんだよな、って思いました。

しかしですね、しかしですよ、

日曜は雨予報です。

私はこの時点で思いました。
「ローダウンフォースで直線番長になって予選で前に行く作戦だな」と。

マクラーレンやフェラーリは雨を見越してダウンフォース強めのセッティングなので、予選ではフェルスタッペンほどタイムが伸びないんだと思います。

つまりフェルスタッペンは、予選命のセッティングにしてるわけです。「今のRB21でどうやってポール取ったんだろう?」という疑問に対するカラクリは、そういうことだと思うんですよね。だからレースでは絶対苦労するはずなんです。

やっぱり凄いぞフェルスタッペン!
というより、
そこまでヤバいのかレッドブル、
と思ってしまいました。

予選結果は以下の通り。ベアマンP8!もったいない!

タイヤ

ピレリの推奨は1ストップ、2ストップ半々。大丈夫、誰もピレリはアテにしてないから。どうせ今回雨なので、タイヤ制限関係ないですしね。

スタート時のタイヤ

全員インターミディエイト。予報では10周目くらいに雨が降り始めるらしいです。フルウェット使う程ではないみたいです。

刻々と変わる天気をどう見抜くかが、イギリスGPはカギです。

スタート順位

ベアマンが10グリッド降格でP18スタート
そしてヒュルケンベルクは19位スタート。
19位スタートです。この人3位になりました。

レース

気温18度
路面温度25度
雨が降ったり降らなかったり
こういう戦略と運が入り混じるレースが一番好きです

レース展開

全車インターミディエイトでフォーメーションラップをスタート。場所によっては完全に路面が乾いてる。

RUS、LEC、HAD、BOR、BEAがスターティンググリッドに付かずピットへ入りドライタイヤに交換!
そしてCOLはスタートできず!

無線
無線

最終セクターはドライでは滑りすぎるよ

ピットレーンスタート5台、コース上14台でスタート!

1コーナーはVERが取った!
NORとHAMがバトルするもNORが守った!
GASがALOを抜いてP5浮上!

後方でOCOとLAWが接触!LAWリタイヤ!
TSU、OCO、LAWの3ワイドで挟まれて逃げ場の無いOCOに、コーナーでLAWがかぶせて接触。

イエローフラッグからのVSC!

前の方がピットに入ったりクラッシュで後ろに下がったりで、この時点でP19スタートのHULが早くもP11にいるwww
P11スタートのTUSはP10

3周目 VSC中
ANTがBOX インター→ハード
これでメルセデスは2台ともドライ

雨が降る前までにタイムを稼ぐ戦略。この時点でのドライタイヤ勢

  • ハード:ANT、RUS、BEA
  • ミディアム:LEC、HAD、BOR
無線
無線

最終2つのコーナー以外は

スリックで大丈夫だよ!

と言ってるけどOCOはインターのまま

4周目 レース再開
ミディアムのBORがスピンして単独クラッシュ!
BROは自力でピットに向かう
イエローフラッグはグリーンに

6周目
BORがピットまで戻れずコース脇でリタイヤ

VSC(2回目)

雨が近づいているので、VSCが長ければ長いほどドライタイヤ勢が追い上げられないのでインターミディエイトは有利。

7周目 VSC中
STRがBOX インター→ソフト
P12でレース復帰。ソフトで追い上げる作戦!?

7周目途中でレース再開

8周目
PIAがVERを抜きレースリーダーに
予選を優先させてダウンフォースを減らしたレッドブルはコーナーが遅い!

路面乾いてきてドライタイヤ勢がどんどん追い上げる。
インター勢より4秒くらい速い。

9周目
ソフトに変えたSTRがP12からP9までジャンプアップ

しかしここで雨が降り始める!
しかしドライのゾーンではドライタイヤ勢が速い!

10周目
HULがBOX インター→インター
ANTがBOX ハード→インター

STRがALB抜いてP8

11周目
STRがBOX ソフト→インター
うまく稼いでP11でレース復帰

VERがオーバーラン!NORに抜かれる!
マクラーレンがワンツー
VERダウンフォース無さすぎ

12周目
PIAとNORが同時にBOX インターへ
VERもBOXしてインター
NORのピット作業が遅れVERが前に!

HAM、GAS、ALO、SAI、TSUがBOX
この時点でSTRがP6、HULはP7
早めにインターに変えて大正解

PIAは後方VERまで10秒のマージン。PIA優勝か?

13周目
ALBがBOX
OCOを抜いたSTRがP4!HULがP5!
OCOはまだ一度もBOXしていない

雨が激しくなり、ルクレールでさえコーナーを飛び出してしまう

14周目 雨が激しくなりSC出動
ギャップは一度リセットされます

17周目 SCエンディング

18周目 レース再開
HADが前のANTに突っ込んでクラッシュ!→リタイヤ
雨で前が見えなかった

SC出動(2回目)

21周目 SCエンディング
PIAが急減速!VERがPIAを抜かしてしまう!

22周目 レース再開
22周目のレース再開に向け加速する最終セクターでVERがスピン!
P2→P9に落ちたことでSTRがP3!HULがP4!
TSUとBEAが接触しBEAがスピン!
オーストリアでのCOLとの接触と全く同じ状況。原因はRB21のアンダーステアなのでは?

25周目
PIAに10秒ペナルティ!
SC中の手順違反(急ブレーキ)のため
本人はSCとの間隔を空けるつもりだった?らしい

27周目
TSUに10秒ペナルティ!BEAとの接触のため
厳しくない???

29周目
HAMがGASを抜いてP5!うまい!

32周目
トップPIA、2位NORのマクラーレン1,2がP3STRまで約18秒。圧倒的に速い。

このあたりから、HULの初表彰台がささやかれ始める

34周目
DRS Enable

35周目
HULがSTRをオーバーテイク!これでP3!!!
しかしそのSTRをさらにHAMがオーバーテイク
HULとHAMがP3表彰台争いに突入

36周目
TSUのペースが異常に遅く、前方OCOまで8秒離される
HULとHAMのタイムが同じ

37周目
HAMがHULまで約1秒近くまで迫る
しかしHULもいいペースで逃げる

38周目
ALOがBOX インター→ミディアム
いちはやくドライタイヤに変更!

39周目
RUSがBOX インター→ハード
ドライタイヤでギャンブル!

40周目
そしてRUSスピン!
速すぎるドライでスピンするラッセルあるある!

41周目
HULとHAMの差が2.1秒に広がる。突き放し始めるHUL!

42周目
HAMがBOX インター→ソフト!
残り11周でHULを追い上げられるか!?
STR、VER、GAS、BEA、TSU等々BOX 続々とドライへ

43周目
HULがBOX インター→ミディアム
P3のままレース復帰!

44周目
PIAがBOX タイヤ交換と10秒のペナルティ消化

HAASがチームメイト同士でクラッシュ!
ムダに美しい、、、

LECがコースオフしP14まで落ちる

これだけあちこちでクラッシュやスピンが起きてる中、安定して走っているHULは凄い

45周目
NORがBOX インター→ミディアム

無線
無線

この車まったく運転できないよ!!

47周目
HAMがファステストを出しながらHULを猛追
しかしHULうまい、ノーミス

48周目
HAMがセクター2でミス!HULとの差が7秒
残り5周。勝負あり

PIAへマクラーレン無線

無線
無線

残り5周、チームオーダーはしないよ

つまり、PIAへの10秒ペナルティが不当だとチームが思うのであれば、NORと順位を入れ替えるべきなのでは?というPIAの要求に対する答えなわけですね。

51周目
VERがSTRを抜いてP5
やっぱ速い

52周目 ファイナルラップ
GASがSTRを抜いてP6
最後の2周で2つ順位を落とすSTR
がんばれ坊ちゃん

そしてNORが母国初優勝!

しかしそれより、

HUL初表彰台!!!!!
おめでとう!!!!(涙)
2010年のデビューから15年
通算239戦目にして初めての表彰台です

キックザウバーはお祭り騒ぎ。メルセデスがお祝い用のシャンパンを差し入れしてくれたそうです。粋ですね。

お子様も大喜び。素敵です。

レース後、ファクトリーでのお祝い

レース直後の感想

  • ヒュルケンベルクの初表彰台は本当に感動。
    あちこちでスピンやクラッシュが起こる難しいコンディションの中、着実に首位を守ったのはさすが。
  • レッドブルはなぜそんなにダウンフォースを削ったのか?ポールがそんなに大事なのか?
  • 角田君10秒ペナは厳し過ぎる。
  • レッドブルやばいぞ。なんとかしろ。ホーナークビにしろ(ってこの時本気で思ってた)。
  • P4まで上げてきたハミルトンもさすが。本当にすごい。

Driver Of The Day

もちろんこの人。

最終的な順位

P4のHAM、P5のVERはさすが。P6のGASもすごいです。やはりこういうコンディションの時は実力差が出るんだと思います。
アストンマーチンはダブルポイント。戦略がハマりました。ラッセルはちょっとチグハグな感じでした。
角田君はP15。FPまではかなりよくなって来たので、期待しましょう!

 

ドライバーズランキング

全24戦のうちの半分が終わりました。PIAが以前トップですがNORとの差は8ポイント。
来年からの新レギュレーションに開発リソースが割かれるため、現行マシンのアップデートが止まり始めます。そう考えると、今年の勢力図はこのまま行きそうです。マクラーレンが独走ですね。

しかし、信じられないことが起こりました。次戦ベルギーGP以降も何が起こるかわかりません。レッドブルの復活を祈るばかり。

 

以上、2025年のイギリスGPでした!

 

DAZN 

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