F1のレースフォーマットは2種類 土曜日に100kmのミニレースが行われることもある

F1の世界

世界中を転戦するF1グランプリは、開催地毎に金土日の3日間で行われます。

3日間を、セッティング確認、予選、決勝の順で行うのが標準的な構成です。

しかし年に数回、土曜日に「スプリント」と呼ばれる短いレースを行う場合もあります。この時はレース構成が異なります。

こうしたレースの構成のことを「レースフォーマット」と呼びます。このページでは、F1GPの2つのレースフォーマットについてご紹介します。




レースフォーマットは2種類

  • 標準レースフォーマット
  • スプリントフォーマット

この2つがあります。

標準レースフォーマット

  • 金曜日:午前にFP1、午後にFP2
  • 土曜日:午前にFP3、午後に予選
  • 日曜日:決勝レース(通常は現地時間午後2時)

「FP(エフピー)」というのは「Free Practice」の略称で、日本語では「フリー走行」と呼びます(フリーは英語ですけど)。「FP1」は「エフピーワン」、「FP2」は「エフピーツー」と読みます。FP3はエフピースリーです。

フリー走行は通常1時間行われその間に各チームやドライバーは車体のセッティングをそのサーキットに合わせて調整したり、どのタイヤが向いているかを確認したり、コーナーのベストな曲がり方を確認したり、といった、確認作業を行います。

日曜日の決勝レースは、通常は現地時間の午後2時に開始されます。 サウジアラビアやシンガポールなどでは、夕方以降にナイトレースが行われます。

これは日中の気温が高すぎる地域であることと、視聴者の多いヨーロッパに放映時間を合わせる、といった目的があります。

 

スプリントフォーマット

2024年はスプリントフォーマットが変更になりました。(毎年変わるぞー)

  • 金曜日:午前にFP1、午後にスプリントシュートアウト
  • 土曜日:午前にスプリント、午後に予選
  • 日曜日:決勝レース(通常は現地時間午後2時開始)

「スプリント」というのは、走行距離100km程度のミニレースです。1〜8位まで、順位に応じて決勝レースの3分の1のポイントがドライバーに与えられます。

スプリントフォーマットの時は、金曜日にFP1と、「スプリントシュートアウト」が行われます。なんと、フリー走行が金曜午前の1回しかありません。

「スプリントシュートアウト」というのは、スプリントのためだけの予選です。「スプリント予選」とは言わず、なぜかスプリントシュートアウトという名称です。

スプリントは走行距離が決勝レースの約3分の1しか無く、タイヤ交換義務も無いため、ほぼタイヤマネジメント無しの、全開走行でレースが行われます。

しかしあくまでも本番は翌日の決勝レース。スプリントでは、いかに車を壊さずに終えるかも、とても重要になってきます。

スプリントフォーマットのグランプリは、金曜から予選があるので退屈しません。その代わり忙しいです。放映時間が深夜の時が多いので、金土日が毎晩忙しいです。

2024年のスプリントフォーマットは6回

2024年のF1カレンダーでは、全24戦のうち6回のスプリントフォーマットが予定されています。

画像引用元:Formula 1®

スプリントはいろいろ批判もありますが、一つでも多くのレースで推しドライバーの活躍が観られるのであれば、ファンとしては何でも良かったりします。

私も角田裕毅が活躍してくれれば何でもいいです。楽しめます。

最後に

このページでは、グランプリのレースフォーマットについてご紹介しました。

  • 標準フォーマットは、FP1~3、予選、決勝レース、の組み合わせ
  • スプリントフォーマットは、FP1、スプリントシュートアウト、スプリント、予選、決勝レース、の組み合わせ

でした!

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